国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」(委員長・高良倉吉琉球大名誉教授)は9日、彩色・彫刻ワーキンググループ(WG)会議の2021年度第1回会合を、那覇市の沖縄総合事務局で開催した。正殿の塗装などについて細かな検証、分析が必要であるため、同WG下に塗装関係の委員を中心とした検討チームを新たに設けることを決めた。正殿の瓦当文様についても、1768年以降、赤瓦が主流となった時期に使われていた形状を採用する方針を確認した。
技術者や職人の確保について人材育成の観点から県立芸術大学との連携が必要とする、委員からの声も多数あった。