県立中部病院、診療制限を20日まで延長


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県立中部病院(資料写真)

 県立中部病院(玉城和光院長)は10日、新型コロナウイルスの感染拡大による診療制限を20日まで延長するとホームページで発表した。新型コロナの重点医療機関である同院は、感染症治療を優先するため、2日から外来診療や入院受け入れを制限しており、11日の解除を予定していた。

 同院では現在、一般病床を165床閉鎖して新型コロナ病床を50数床を確保している。近隣の医療機関と協力しているほか、県外から看護師10人の派遣を受けているが、重症患者の対応に追われているという。

 また、院内でクラスター(感染者集団)が発生して医療従事者が休むなど、人材が足りない状況が続いているという。クラスターについては調査中。
 玉城院長は「一日も早く通常診療を再開できるよう、職員が一丸となって取り組む」とコメントした。