「おきなわ南部唐辛子」でホットな夏!収穫の最盛期迎える


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赤く色付いたトウガラシを一つずつ丁寧に摘む砂川均さん=11日、南城市玉城當山(高辻浩之撮影)

 カプサイシンやビタミンCを豊富に含み、夏バテ予防に効果的とされるトウガラシ。南城市玉城當山の砂川均さん(48)のハウスでは、約600本の木になったトウガラシが赤や緑に色付き、収穫の最盛期を迎えている。11日に作業が行われ、10センチほどの実が手作業で摘み取られていた。

 砂川さんの育てるトウガラシは一般的な物より二回り以上も大きな実を付ける品種。「おきなわ南部唐辛子」として、新たな県産品として注目される。「コロナ禍で運動不足の人や、室内にこもりがちな人はトウガラシの効いた料理を食べ、パワーを付けてほしい」と額に汗を光らせ、収穫の喜びをかみしめた。

 砂川さんによると、雨天の日の収穫は、手摘みした後の手がヒリヒリと熱くなることも。「手先が辛味成分で熱くなる時、いいトウガラシができたと実感できる」という。ハウス内の“ホット”な作業。今年は2トンの収穫を見込んでいる。