沖縄県内 コロナ新規感染145人 1日100人超続く


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は11日、10歳未満から90代の計145人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。金曜日としては過去4番目で、県は1日100人以上が感染しているとして警戒を続けている。クラスター(感染者集団)を3件認定した。

 感染力の強いインド株の状況を調べるため、県は検体2件を検査し、いずれも陰性だったと発表した。「N501Y」の変異株検査については、従来株からの置き換わりが進んでいることや、国から報告を求められていないとして、インド株のみ検査する方向で検討している。

 クラスターは、那覇市内の事業所で20~60代の男性8人が感染した。確定日は2~6日。職員同士が近い距離で作業したほか、長時間の会食があったという。その他、家族内5人と、家族親族12人の感染があった。クラスターは計225例となった。

 新規感染者の年代別は、10歳未満7人、10代19人と未成年がやや減少した。20代20人、30代21人、40代と50代がそれぞれ23人となっており、50代以下の感染が多い。推定感染経路が確定したのは51人。家族内29人、友人知人8人、職場6人、施設内5人、飲食1人、その他2人。

 米軍基地関連の感染は計6人で、嘉手納基地、キャンプ・ハンセン、キャンプ・フォスターで各2人だった。基地従業員は嘉手納基地とキャンプ・キンザーで計2人の感染があった。