沖縄・与那原町でも大規模ワクチン接種 高齢者に加え保育士や教員も


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新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種で、接種を受ける女性=13日、与那原町の観光交流施設

 【与那原】沖縄県の与那原町は13日、町観光交流施設で、町民約千人を対象にした新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種を実施した。事前に予約した65歳以上の高齢者に加え、町内の保育士や教員、福祉サービス事業所などに従事する町民が接種を受けた。

 町職員が、参加した町民を案内し、受け付け、予診票確認、問診、接種、経過観察の流れで実施した。

 接種後、経過観察で待機していた中学校教員の30代女性は「子どもたちを守るために早く受けた方がいいと決心した。チクッとしたが、痛みは感じなかった。安心感と副反応が心配の半々な気持ち」と話した。

 子ども支援員の50代女性は「動線などとてもよく組織されており、対応も良かった。接種前に比べ安心感が全然違う」と安堵の表情を浮かべた。

 接種状況を見守っていた照屋勉町長は「ワクチン接種が増えれば、コロナも収束に向かう。今後、1500人規模の接種ができるよう取り組みたい」と接種加速に向け意欲を示した。

 町は7月4日も、町観光交流施設で同規模の集団接種を実施する。

新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種で受け付けや問診、接種などを受ける町民ら=13日、与那原町の観光交流施設