沖縄でコロナ、107人感染 前週比12日連続減 人口比は全国ワースト変わらず(6月16日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真=米国立アレルギー感染症研究所提供

 沖縄県は15日、新たに10歳未満から90代までの107人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日を12日連続で下回った。死亡者はゼロだった。1人が平均何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は0・61で、前週の0・83から改善した。1週間の人口10万人当たり新規感染者数は65・74人で、全国1位は変わらなかった。 

 新規感染者を年代別に見ると、10歳未満5人、10代10人、20代15人、30代11人、40代14人、50代20人、60代18人、70代7人、80代5人、90代2人だった。自治体別は那覇市が25人で最多。沖縄市19人、宜野湾市14人、うるま市・浦添市7人と続いた。宮古島市は1人、石垣市は3人だった。

 新規感染者のうち、感染経路が判明しているのは48人。内訳は家族内25人、施設内8人、職場内7人、友人・知人4、飲食2人、その他2人だった。

 実効再生産数が改善したことについて、県の糸数公医療技監は「今週の新規感染者数の合計は600~800人に減少することも考えられる。新規感染者数は減少が続くと想定される」と説明した。

 15日に2カ所で始まった県の広域ワクチン接種センターの予約状況は74・4%となった。県立武道館は今月分の予約枠(5050件)が100%埋まり、沖縄コンベンションセンターは予約枠(8060件)の58・4%にとどまっている。

 米軍関係では嘉手納基地で1人の感染が分かった。