大城 周子 
中村正人うるま市長は１５日、沖縄防衛局に田中利則局長を訪ね、同市昆布の米陸軍貯油施設から有機フッ素化合物を含む消火用水が流出した事故について抗議した。要請後、中村市長は報道陣に対し「この施設が必要でなければ、最終的に撤去してほしいと求めた」と説明。田中局長からは「前向きに検討したい」と回答があったという。
中村市長は再発防止や、事故発生時の連絡体制の整備などを求めた。要請は冒頭のみ公開された。
同日、うるま市議会（幸地政和議長）も防衛局を訪れ、米軍普天間飛行場所属のＵＨ１Ｙ多用途ヘリの津堅島不時着について抗議した。実効性のある再発防止策や同飛行場所属の全機種の飛行停止などを求めた。
抗議要請に同行した津堅自治会の玉城盛哲区長は「住民はいつか大きな事故が起こるのではと心配している。地元の声を（日米関係機関に）上げてほしい」と話した。同市議会は同日、外務省沖縄事務所にも要請した。
