普天間飛行場の米軍機、4日連続で深夜飛行 市長抗議も変わらず


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米軍普天間飛行場へ着陸するCH53E大型輸送ヘリコプター=17日午後10時24分ごろ、宜野湾市内

 米軍普天間飛行場で常駐機が14~17日の4日連続、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて飛行した。県と宜野湾市の騒音測定によると、17日午後10時22分、野嵩地域で最大86・2デシベルの騒音が発生した。夜間飛行が相次ぎ、松川正則市長は11日に国へ抗議したばかり。市民から「市長が訴えてもあまり変化がないようだ」などの苦情が市にあった。

 夜間飛行したのはCH53E大型輸送ヘリコプターやAH1Z攻撃ヘリ、UH1Y多用途ヘリなど。

 市の基地被害110番には「怒りを通り越してもう耐えられない」などの声もあった。市は苦情の内容を米軍と沖縄防衛局へ送り、市民生活への配慮を申し入れた。

【図でわかる】米軍機爆音「120デシベル」とは…救急車の音の何倍?