美ら海水族館のジンベエザメが体調不良、海で治療へ


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健康管理上の理由で海上いけすに移動したジンベエザメ(国営沖縄記念公園海洋博公園提供)

 【本部】沖縄美ら海水族館(本部町)は12日、飼育する雌のジンベエザメ1個体を健康管理上の都合により、大水槽「黒潮の海」から海上いけすに移動させたと発表した。水槽内では他の雄の1個体を展示している。同館は緊急事態宣言により、5月23日から臨時休館している。

 移動した個体は1カ月ほど前から摂餌が不安定になる症状が出ており、体力低下の傾向が血液検査などの数値で確認された。14日現在、医療チームにより治療している。

 同館の佐藤圭一統括は「治療に関しては最高水準の体制で臨んでいる。回復に万全を期したい」と述べた。今後は健康状態を見ながら、展示可能かどうかを判断する。