宮里(北山)が男子3000m障害で頂点 最後に力振り絞り差す 全九州高校総体・陸上


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 全九州高校体育大会は20日、九州各県で行われた。陸上の第74回秩父宮賜杯全国高校対校選手権南九州地区予選最終日は熊本県民総合運動公園陸上競技場で行われ、男子3000メートル障害で宮里洸(北山3年)が9分15秒32で頂点に立った。男子円盤投げは照屋瑠亜(那覇西2年)が42メートル42で優勝した。男子200メートルは平川慧(コザ1年)が2位、女子200メートルは石嶺真鈴(石川3年)が3位、女子100メートル障害は渡口舞(普天間3年)が5位だった。女子走り高跳びは金城志桜里(那覇西2年)が3位、大底桃花(普天間1年)が5位に入った。各種目6位までが全国総体の出場権を得た。長崎県川棚大崎自然公園で行われたホッケー第2日は、予選リーグで男子辺土名が3敗目を喫し、女子首里は2敗1分けで全国総体出場はならなかった。

◆宮里、最後に力振り絞り差す

男子3000メートル障害決勝 1位でフィニッシュした北山の宮里洸=20日、熊本県民総合運動公園陸上競技場(熊本日日新聞社提供)

 男子3000メートル障害。北山3年の宮里洸が最後まで横並びのデットヒートに競り勝ち、両手を挙げてゴールを駆け抜けた。

 体を突き出し僅差の勝利。「きたーと思った。泣きそうになった」と力を出し切った。

 12月の都大路で県勢最高順位を目指す駅伝部の主将を務める。エースの上原琉翔が1500メートルと5000メートルの2冠を達成し「次は自分の番だ」と、いや応なく奮い立った。

 前日の予選を自己ベストで1位通過。1週間前に体調不良に加えて、足の裏に違和感も出て、テーピングを固く締めてのレースだったが「優勝してやる」と気持ちで体を動かした。

 終盤にかけて集団がばらけ始めたが、先頭にしっかり付け、トップが残り300メートルで仕掛けても「様子見」と落ち着いて追走。仕掛けどころとみていた水濠(ごう)を越え、ゴールまで150メートルの距離をラストスパートした。一度は追い抜くが、後続が迫って並走に。最後は残した力を振り絞って差した。

 2年の九州予選は下位で負けた悔しさから「絶対にこの種目でインハイにいく」と続けてきた。努力は実を結び、決勝でさらに自己ベストを記録。北山の先輩が持つ県高校記録の更新、県勢初の8分台も視野に入ってきた。

 「インハイで記録を出したい」と、この勢いを全国にぶつける。