「みらいおきなわ」設立 沖銀出資 地域商社、来月始動へ


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 沖縄銀行(山城正保頭取)は22日、100%出資の事業会社「みらいおきなわ」の設立を発表した。同日までに、金融庁と公正取引委員会から「銀行業高度化等会社」の認可を受けた。地域総合商社として事業者の販路開拓支援や地域づくりに関するコンサルティングなどに取り組む。資本金は1億円。沖銀法人事業部長の又吉司氏が社長(非常勤)に就任し、7月9日に事業を始めることにしている。

 沖銀の担当者は「顧客のニーズに応じながら国の規制緩和も見据え、積極的に事業展開を図っていきたい」と話している。

 「みらいおきなわ」は那覇市久茂地の沖銀本店内に設立する。沖銀法人事業部上席調査役の木村政昌氏が常務に就き、又吉社長とともに代表権を持つ。

 銀行法は、銀行の経営が本業以外で悪化することを防ぐため、銀行本体やグループ会社の業務を厳格に規定している。銀行による事業会社への出資も制限されているが、沖銀は、銀行業高度化等会社に認可されたことで100%の出資が可能となった。