遺骨混入の土砂、国に不使用訴え 全国地方議員が要望書


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 【東京】全国の地方議会議員有志らは「慰霊の日」の23日、防衛省などに対し、沖縄戦戦没者の遺骨などを含む土砂を基地の建設に使わないことや、名護市辺野古の新基地建設中止を求める要望書を提出した。要請した議員らは「悔やみながら亡くなった人たちの遺骨を基地建設に使うのは許されない」という声が上がった。

 要望書は現職議員や元職ら248人が賛同した。首相や官房長官、厚生労働相、衆参両院議長、各政党に要請書を送った。

 要請行動後に行った会見で、五十嵐やす子・東京都板橋区議は、遺骨の混入した土砂の使用について「政府は(亡くなった)一人一人にどう説明できるのだろうか。人道から外れたことをしてほしくない」と訴えた。