沖縄県人口146万8410人 伸び率全国2位の2.4% 全国首位から陥落


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  沖縄県統計課は25日、2020年国勢調査(20年10月1日現在)分の速報値を発表した。県人口は146万8410人で、前回の15年調査に比べ3万4844人(2・4%)増加した。人口増加率は前回調査の2・9%を0・5ポイント下回った。前回調査での人口増加率は初めて全国首位に立っていたが、今回は東京都(4・1%)に次いで全国2位となった。

 人口は50年以降は増加傾向にあるが、伸びは鈍化している。世帯数は61万2749世帯で前回調査から5万2325世帯(9・3%)増えた。1世帯当たりの人数は2・40人で前回より0・16人減り、70年以降減少を続けており、核家族化が進んでいる。

 41市町村別にみると、21市町村で人口が増加し、20市町村で減少した。人口増加率が最も高かったのは中城村の14・0%だった。減少率は渡名喜村が19・1%で最も高かった。世帯数は28市町村が増加し、13市町村で減少した。世帯増加率は中城村で22・3%で最も高かった。