沖縄県文化観光スポーツ部は25日、5月の入域観光客数が19万5200人だったと発表した。前年比4・4倍となったが、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年5月比では76・6%(63万9700人)減だった。外国客は14カ月連続でゼロとなった。
まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の影響が続いている。
5月の沖縄発着の航空路線は運航計画より36・2%減の2741便だった。前年同月の875便の約3倍に増えている。
先行きについて、県が主要航空会社に聞き取りしたところ、7月の座席予約数は19年同月対比で45%の水準となっている。8月の予約数は一時は同71%まで伸びたが、緊急事態宣言延長の影響などで同40%まで下がっており、現時点で夏の見通しは厳しい。
一方、秋シーズンに向けて予約は高まる傾向で、11月の予約数は19年同月の96%となっている。ただ、県は「今後の感染状況によって予約数が落ちる可能性がある」としている。