沖縄の職業別コロナ感染、最多は飲食従業員 高山医師「高リスク業種に接種拡大が必要」


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 沖縄県の新型コロナウイルス専門家会議委員の高山義浩医師(県立中部病院)は23日、厚労省の専門家会合で、県内の職業別感染者数を報告した。飲食店従業員が1381人と最多で、夏場などにマスク着用が難しい建設従事者や、身体的接触の多い医療従事者や介護従事者が続いた。

 高山医師はワクチン接種を早めに受ける対象について「医療従事者や高齢者に続いて、不特定多数と接する飲食店従業員などハイリスクな業種に接種を広げる必要がある」と指摘した。また、本土でデルタ株が増加していることを受け、「飲食店などで県外から新たに人を雇う場合、(ワクチンの)接種を済ませて来県するように求めてほしい」と呼び掛けた。

 職業別感染者数は、5日までに県が公表した感染者1万8364人のうち、「会社員」「公務員」「営業職」など業種が特定できない記載は除いている。