高校進学支援で無料航空券 高校がない離島の生徒、保護者対象 県とRACが7月から


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県と琉球エアーコミューター(RAC)は25日、高校が設置されていない離島(北大東村、南大東村、多良間村、与那国町)で、高校進学を希望している中学生とその保護者を対象に、高校見学会や説明会などに参加できるよう航空券を提供する支援を実施すると発表した。

 交通費や宿泊費など、経済的負担が大きいことから、子どもと若者の育成支援にかかる取り組みとして実施される。

 支援を受けられるのは、高校進学を希望している中学生1人と、その保護者1人。1往復分の航空券1回分の支援を受けられる。同支援事業を活用する場合は受付が必要。受付期間は、学校説明会などが多く開催される7月1日~11月30日。

 生徒は各学校の進路指導担当教員から申請書をもらい、必要事項を記入して学校に提出する。進路指導担当教員が取りまとめて、各町村教育委員会に提出し、RACへ届ける。問い合わせは各学校の進路指導担当者まで。