平和祈念像の原型修復費 宜野湾市が寄付募る 200万目標、9月14日まで


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沖縄平和祈念像の原型前でクラウドファンディングを呼び掛ける松川正則宜野湾市長(中央)=宜野湾市普天間(市提供)

 【宜野湾】故山田真山画伯が制作し、宜野湾市普天間で保存されている沖縄平和祈念像の原型を修復、公開するため、宜野湾市は17日から本年度のクラウドファンディングを開始した。目標金額は200万円で期間は9月14日まで。

 市が原型の修復公開でクラウドファンディングをするのは3回目。2019年度は181万2千円(67件)、20年度は240万3500円(59件)の寄付があった。寄付者は、市外在住であればふるさと納税で返礼品を受け取れたり、寄付額の一部の税金が控除されたりするほか、累計5万円以上の寄付で名前を銘板などに表示できる特典がある。

 原型は完成から46年たち、劣化が進んでいる。修復し展示することで市から平和を発信するという。25年度まで寄付を募る予定。 松川正則市長は「全国の皆さまから多くの支援、よろしくお願い申し上げる」と呼び掛けた。

 詳細は市ホームページや市企画政策課(電話)098(893)4461。