米陸軍貯油施設 週明けにも調査 防衛省や県、汚染水流出で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県うるま市昆布にある米陸軍貯油施設金武湾第3タンクファームから有機フッ素化合物を含む消火用水が流出した事故を受け、防衛省や県は週明けにも、日米間の「環境補足協定」に基づいて施設内への立ち入り調査を実施する方向で調整している。

 基地外に出たとみられる汚染水の水質を類推するため、県が貯水槽から水を採取して分析する。地元のうるま市も同行を希望している。県から要請を受けた防衛省が在日米軍などと協議した。

 流出は6月10日に貯水槽の定期点検時に判明した。劣化した貯水槽に大雨が入り込んだことで、汚染水があふれて基地外に流出し、その水に有機フッ素化合物の一種PFOSなどが含まれていたとみられている。