火葬場の建設「非常に厳しい」 宜野湾市長が答弁


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宜野湾市役所

 【宜野湾】2018年の沖縄県宜野湾市長選の公約で火葬場建設を掲げた松川正則市長は24日の市議会一般質問で、建設について「非常に厳しいのが本音だ」と述べた。上里広幸氏(和みクラブ)への答弁。

 火葬場が少ない中部地域では、他自治体で火葬することで時間が掛かり、金銭的な負担があるなど課題がある。松川市長は、中部の関係市町村で火葬場の広域化の相談をしているとし「何らかの形で市民の負担軽減ができないかこれからも調整したい」とした。

 火葬場がない宜野湾市、北谷町、西原町、北中城村、中城村の5市町村は、公営施設建設を計画していたが、候補に挙がった地元の反対や財源確保のめどがたたず、16年に白紙になった。