全九州高校体育大会のボクシング競技最終日は27日、佐賀県のSAGAサンライズパーク総合体育館で各階級の決勝を行い、バンタム級の泉川寛愛(中部商)は中山颯太(東福岡)に0―5で敗れ、準優勝だった。
ウエルター級の新垣基広(浦添商)はインターハイ出場決定戦に臨んだが、出場権は得られなかった。
そのほか、ライトウエルター級の佐久本祥史(宜野湾中―宮崎・日章学園)が準優勝、フライ級Bパートの大城優也(嘉数中―宮崎・日章学園)が優勝した。
中部商1年の泉川寛愛が3年生らを相手に決勝まで戦い抜いた。決勝は「自分のボクシングがあまり出せなかった」と悔しい敗戦だったが「全国でも優勝できる選手になりたい」と大きな刺激になった。
初戦は終盤にかけて手数を増やして5―0で突破。準決勝も打って距離を取る得意のアウトボクシングで攻略した。
しかし、決勝は絶えず押してくる攻めに「逃げ気味になってしまった」。相手の距離感で戦って、最後までリズムをつくれなかった。
隙を与えないようフックの使い方や、前に出て手数を出すことなど「課題を見つけた」。全国大会へ「そこを修正したら通用する。過去にない県勢1年生優勝を果たしたい」と気を吐く。
<ボクシング>
(SAGAサンライズパーク総合体育館)
▽ウェルター級Aパートインターハイ出場決定戦
内田(宮崎・日章学園) RSC1回1分46秒 新垣基広(浦添商)
▽バンタム級Aパート決勝
中山颯太(東福岡) 5―0 泉川寛愛(中部商)
▽ライトウェルター級Aパート決勝
松久(東福岡) KO1回1分47秒 佐久本祥吏(宮崎・日章学園)
▽フライ級Bパート決勝
大城優也(宮崎・日章学園) 4―0 土田(福岡第一)