弁護士費削除し補正可決 伊平屋議会 補助金返還巡り


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 【伊平屋】伊平屋村議会は29日の臨時会で、田名漁港整備事業を巡る補助金返還問題で住民訴訟を受けている村側の弁護士報酬100万円を削除する修正動議を経て、一般会計補正予算案を全会一致で可決した。

伊礼幸雄村長が必要な指示を出すなどの義務を怠り村に損害を与えたとして、村民6人が5月末、伊礼村長に8680万円の損害賠償を請求するよう、村側に求める住民訴訟を那覇地裁に起こした。訴状の文言などを巡って村と議員間で解釈の違いがあり、修正動議が出された。村は本紙の取材に「訴えられているのは村で、弁護士費用は必要」との認識を示した。弁護士費用の補正予算案を次の臨時会で再提出する見通し。