辺野古変更に国回答 4度目 県質問、内容公開せず


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 名護市辺野古の新基地建設の設計変更について、沖縄防衛局は30日、県の4度目の質問への回答書を提出した。早期に県の承認を得たい沖縄防衛局は、県に設計変更の審査状況を照会する文書も併せて提出した。玉城デニー知事は不承認とする構えで、その時期が焦点となる中、7月にも最終判断する見通しだ。回答内容について県と防衛局の双方が「審査中」などとして明らかにしてない。

 県は16日、環境保全や災害防止などについて2項目9件を沖縄防衛局に質問しており、30日が回答期限だった。県土木建築部は回答を精査し、再質問をしない場合は庁内で論点を整理した上で、玉城知事らが最終判断するとみられる。