沖縄、飲食事業者への優先接種始まる 那覇の県立武道館に350人


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新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける飲食店従事者=1日、那覇市奥武山の県立武道館

 新型コロナウイルスワクチンについて沖縄県は1日、飲食事業者への優先接種を那覇市の県立武道館で始めた。県飲食業生活衛生同業組合と県社交飲食業生活衛生同業組合は事前に希望者800人の名簿を県に提出し、うち約350人が1回目の接種を実施した。

 県によると、広域接種会場の県立武道館の予約率が低下し、枠に空きが出たため、飲食事業者らの予約を優先して受け付けた。残りの接種希望者は、会場の接種枠が空き次第進める。

 那覇市内の飲食店に従事する男性(32)は「2回目接種は終えていないのでまだ安心はできないが、お客さんに安心して来てもらえる環境を作らないといけない」と話した。県飲食業生活衛生同業組合の鈴木洋一理事長は「広い接種枠がないので全員がちゃんと受けられるか不安だが、ひとまず第一歩がスタートしたということで喜んでいる」と話した。