8月観光客、51万人 OCVB予測 19年の5割に回復


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は1日、6~8月の入域観光客数の見通しを示した。8月の観光客は51万6810人を予測、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年8月と比べて5割程度の水準まで回復する見込みとした。20年8月比で2・5倍となる。

 夏休みやお盆時期で観光のトップシーズンであることや、ワクチン接種が進み経済活動が回復に向かうとの見立てに基づいている。ただ、担当者は「感染状況によって減少する可能性もある」と話した。

 7月の観光客は29万7360人と見込む。19年同月比では55%(36万3440人)減、20年同月比で7%増の水準となる。7月は11日まで緊急事態宣言の発令が延長となったため、予約の伸びは期待できないとして5月末に発表した見通しから下方修正した。

 見通しは航空会社やホテルへの聞き取りから算出した。下地会長は「本年度後半に向けて、水際対策の強化と誘客の両方に取り組みながら沖縄観光の回復につなげたい」と話した。