沖縄での五輪合宿に5カ国から約100人 コロナ対策で行動制限


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 東京2020オリンピック・パラリンピックの事前合宿地として、沖縄県では6日からフランスの男子バレーボールチームを皮切りに、5カ国の選手団を受け入れる。8月21日までに約100人が来沖する。県文化観光スポーツ部スポーツ振興課の担当者によると、各選手団は那覇空港に到着後、バスで宿泊地に直行する。新型コロナウイルスの感染防止対策の観点から、空港への到着時刻を公表しない。

 選手団は日本政府の感染防止対策に基づき、毎日、抗原検査を受ける。陽性の疑いがある場合はPCR検査も実施する。また、選手団の行動も、宿泊施設と練習会場のみに制限する。

 各市町村は選手団の歓迎セレモニーや交流会を予定していたが、縮小や中止の判断をした。

 “ハンドボール王国”浦添市には、2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いたデンマーク男子ハンドボールの選手団が訪れる。浦添市は市内の中学校ハンドボール部の生徒から歓迎メッセージを募り、練習会場や宿泊先に掲示する。さらに、ビデオを通して質問などを受け付けるなど、遠隔交流を予定している。