豊見城に勢い初戦突破 中部農林に9ー1 友利の打撃、流れ引き寄せる<高校野球2021>


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豊見城―中部農林 1回無死二、三塁、豊見城・小島慎之輔のスクイズで本塁に滑り込む友利吉汰=5日、沖縄市のコザしんきんスタジアム(ジャン松元撮影)

 第103回全国高校野球選手権沖縄大会は4、5の両日、沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで第2、第3日の1回戦14試合が行われた。4日は3会場で9試合が行われ、宜野湾、名護、球陽、具志川、中部商、首里、北部農林、八重山商工、八重山が2回戦へ駒を進めた。5日は2会場で5試合が行われた。コザが8―1の八回コールドで普天間に勝利、豊見城は9―1の七回コールドで中部農林を下した。沖縄水産、ウェルネス、北山が2回戦へ進んだ。6日はコザしんきんスタジアムとタピックスタジアム名護の2会場で1回戦の残り6試合が行われる。

 豊見城は1番友利吉汰の打撃が絶好調。三、四回にそれぞれ三塁打を放つなど破竹の勢いだった。「初戦は絶対勝ちたかった。最近不調だったが、思い切り振っていった。しっかり球が見えていた」と気を吐いた。三回は上位打線がつながり、長短打で一気4点を奪った。

 守備は失策で四回に1失点したものの、エース・垣花琉陽が140キロ台の直球を中心に六回途中まで投げ、好調ぶりを見せた。

 友利は「野球は流れが大事なので、先頭打者として塁に出て流れを引き寄せたい」と次戦へ闘志を燃やした。

※注:友利吉汰の「吉」は「士」が「土」