「ウヮーフール」って何? 沖縄の豚、動画で紹介 沖縄こどもの国


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便所の使用法について紹介する教育普及担当の金尾由恵さん(左)と、飼育担当の島田晴加さん=6月12日、沖縄こどもの国の「ふるさと園」

 【沖縄】沖縄市の沖縄こどもの国は、沖縄在来家畜の豚「島ウヮー」や畜舎「ウヮーフール」(畜舎兼便所)について紹介する動画配信を6月12日、敷地内の「ふるさと園」で行った。

 緊急事態宣言の閉園中に毎日配信している動画配信で、島ウヮーのほかにも国登録有形文化財の琉球家屋や琉球風水で、ウヮーフールの設置方角を決めて1年中臭うことのない生活の知恵についても紹介した。

 飼育担当の島田晴加さんが沖縄の黒豚で飼育している島ウヮーの生態やイノシシとの骨格、西洋種の違いなどについて紹介し、ライブ視聴者からの質問に答えた。

 ハラガー(三枚肉)やティビチ(豚足)など各部位をウチナーグチで説明した島田さんは「今では年中食べている豚肉だが、昔は体調を崩しやすい季節の変わり目に集落で分け合いながら脂を取り込んだ」と解説した。

 動画はhttps://www.youtube.com/channel/UCab3aiKQAmnlmUaN9nwy3WQ

 (喜納高宏通信員)