青紫の「WATTA」登場 沖縄県産バタフライピー使用 オリオン20日発売


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バタフライピーを使った新商品をPRする(左から)王鵬龍氏、石井芳典氏、田場千珠氏=8日、豊見城市のオリオンビール本社

 オリオンビールは8日、豊見城市の本社で会見し、缶酎ハイのプレミアムブランド「ちゅらWATTA」シリーズから「ボタニカルマスカット」を20日に発売すると発表した。新たな県産品として注目される、青色の花のハーブ「バタフライピー」から抽出した原料を使用。マスカットの華やかな香りにパインとレモンを加え、淡い青紫色に仕上げた。

 オリオンビールはこのほど、バタフライピーの産業推進や認知拡大に取り組む「バタフライピー産業推進団体」に加盟し、今回は商品開発の第1弾となる。オリオンの石井芳典R&D部長は「天然由来で鮮やかな青色を出せるバタフライピーには以前から注目していた。可能性は無限大だ」と述べた。

 「ボタニカルマスカット」は県産のバタフライピーを使用し、バーテンダーと共同で開発した。ハイビスカスを使った「ボタニカルライチ」も20日から発売する。いずれも250ミリリットル入りで、アルコール度数は5%。

 バタフライピー産業推進団体は3月の発足から7月までに、30の企業・団体が加盟した。王鵬龍代表は「商品開発を通して県産バタフライピーを盛り上げたい」と意気込んだ。

 県産バタフライピーの普及アンバサダーを務めるタレントの田場千珠氏は「グラスに注ぎ、色味も楽しんでほしい」とPRした。