沖縄でデルタ株疑い新たに9人 合計19人に(7月10日朝)


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 県は9日、インドで最初に見つかった新型コロナウイルスの「デルタ株」への感染が疑われる事例を新たに9人確認したと発表した。県内のデルタ株の感染と感染疑いは合わせて計19人となった。 

 新たに判明したのは中部保健所管内6人、南部保健所管内2人、那覇市1人の計9人。家族関係のある人2人、県外での滞在歴がある人1人が含まれていた。

 8人は今月5日の週に、残り1人は6月28日の週にコロナ感染が判明し、その後のスクリーニング検査でインド株が持つ変異が検出された。

 今週のスクリーニング検査では203検体のうち8検体が陽性(3・94%)で、前週の割合(3・02%)より増加した。県の糸数公医療技監は「感染経路が追えない人が増えてくると、市中感染の懸念は出てくる。現状でも(経路が)追えない人が出てきつつある」と説明した。