沖縄県は9日、新たに新型コロナウイルス患者5人の死亡と、10歳未満から80代までの55人の感染を確認した。累計の死亡者数は206人、感染者数は2万1255人。宮古島市では6月5日以来の2桁となる10人が感染し、流行の懸念が出ている。
亡くなった5人はいずれも6月に死亡が確認され、うち沖縄市の60代男性が自宅療養中だった。那覇市の80代男性は、コロナの検査の結果が出る前に死亡が確認され、その後陽性と判明した。
新規感染者55人の年代別は20代16人、40代8人、30代7人など。居住地別は那覇市14人、宮古島市10人、名護市6人などだった。
このほか、県は那覇市内の事業所で20~60代の計30人の感染があったとして、県内258例目のクラスター(感染者集団)に認定した。換気が不十分だったことなどが指摘されている。県内247例目の那覇市内の社会福祉施設でも新たに2人の関連が追加され、計12人となった。
米軍関係は新たに4人の感染が県に報告された。