4月1日付で王子製紙(東京)の社長に就任した船田髙男氏が8日、就任あいさつで琉球新報社を訪れた。「品質と安定供給を確保し、生産設備を効率的に運用して収益を上げていく。雇用をしっかり守りたい」と抱負を話した。
船田氏は、王子産業資材マネジメント常務兼王子マテリア社長から、王子製紙の社長に就任した。新型コロナウイルスの影響について「新聞やチラシ、パンフレットなどの印刷を伝達する紙の需要は年々少しずつ減少していたが、落ち込みが加速した。段ボール原紙などの板紙の需要は、物流が増加するにつれて回復している」と話した。