沖縄でコロナ新たに64人感染 デルタ株疑いは計20人に(7月11日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は10日、10歳未満から90代までの64人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週の土曜日と比べて減っているが、感染経路不明な症例の割合は増加傾向にある。感染者の累計は2万1319人。インドで最初に見つかった「デルタ株」について、陽性事例が新たに1人追加された。県内でのデルタ株感染・疑いは計20人となった。

 デルタ株感染・疑いの20例の内訳は、中部保健所管内が8、那覇市内5、南部保健所管内4、北部保健所管内が2、八重山保健所管内が1。感染経路は引き続き調査中。

 新規陽性者64人のうち、感染経路を確認できている23人の内訳は家族内14人、職場3人、友人・知人が5人、飲食関連が1人。41人は10日正午現在で感染経路を推定できていない。

 年代別では20代が最も多く18人、次いで30代16人、40代と50代がそれぞれ8人。90代は1人だった。10代と10歳未満はそれぞれ4人いた。新たに亡くなった人やクラスター(感染者集団)の発表はなかった。

 県によると新規感染は減少傾向にあるが、療養者数はここ数日、横ばいとなっている。感染経路が分からない例が増えていることについて、県の糸数公医療技監は「心配だ」と語った。