OMMと琉球放送が提携 公共施設の予約管理システム全国へ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
業務提携を発表する(左から)沖縄ツーリストの東良和会長、OTS MICE MANAGEMENTの玉城国博社長、琉球放送の中村一彦社長=9日、那覇市松尾の八汐荘

 沖縄ツーリスト(東良和会長)の子会社のOTS MICE MANAGEMENT(OMM、玉城国博社長)と琉球放送(RBC、中村一彦社長)は9日、業務提携を発表した。OMMが開発した公共施設向けの予約管理システム「SPMクラウドシステム」について、RBCが持つ全国27放送局とのネットワークを生かして全国に導入を広げる。

 RBCが2千万円を出資し、出資比率は50%となった。RBCの上間正達常務、OTSの平良健顧問、吉岡正彦執行役員が新たに社外取締役に就いた。

 SPMクラウドシステムは、体育館などの施設をスマホで予約でき、施設管理者の業務軽減につなげる。県内外9カ所で導入しており、今後20カ所まで広げることを目標としている。

 沖縄ツーリストの東良和会長は「全国展開を考えた時にRBCの情報力や発進力は心強い」と話した。

 RBCの中村一彦社長は「地域貢献に放送業として携わることを模索してきた。新たな領域への挑戦をうれしく思う」と話した。