第103回全国高校野球選手権沖縄大会第8日は11日、沖縄セルラースタジアム那覇などで3回戦6試合が行われた。シード勢では興南が八重山に11―1で勝利し、準々決勝に進んだ。
興南のリードオフマンは1年生でただ一人、背番号を勝ち取った仲程雄海だ。「自分でも最初(トップが)信じられなかった」と控えめだが、打席に入れば強気の姿勢で「初球からフルスイング」を意識し着実に結果を残してきた。
初戦の北部農林戦は2安打1打点。八重山戦の初打席も二塁打で出塁すると先制の生還を果たし、2安打2打点と勝利に貢献してきた。
4強入りした春季九州大会にも帯同。九州の強豪との試合を通じ「自信を持って打席に立てている」とチームが見据える優勝へまっしぐらに進む。
●八重山 後輩に夢を託す玉木聖也主将 「去年の独自大会で先輩方が優勝し、地元の期待も高まる中で勝てなかったのは自分たちの実力不足。でも、最後まで1点に対する貪欲さを忘れず打席に立てた。後輩には甲子園出場の夢を実現してほしい」
八重山
010 000|12
350 01x|11
興南
(六回コールド)(八)小泉、西表―赤池
(興)大山北、山城―山川
▽三塁打 大城朝(八)、禰覇(興)
▽二塁打 玉木(八)、仲程2、盛島(以上興)