バナナスイーツ専門店のバナナパラダイスが国際通りから那覇市おもろまちに移転し、12日、新装開店した。京都生まれの「別格クロワッサン」をベースに、紅芋や島バナナなど県産素材を使った「琉球クロワッサン」も併設している。
平城敦子店長は「なかなか市場に出ない島バナナを使った限定品もある。おいしいスイーツで幸せを感じてほしい」と話した。
同店は京都の銘菓「おたべ」を製造販売する美十(京都府)が2020年にドン・キホーテ国際通り店内に開いた。しかしコロナ禍による観光客の激減で、県民向けに戦略を変えた。
美十の酒井宏彰社長は「地元のお客さまに知ってもらおうと、駐車場もある場所に移転を決めた。バナナスイーツと、沖縄の素材を生かした琉球クロワッサンの両方を味わってほしい」と述べた。