普天間飛行場に立ち入り PFAS汚染水の放出計画で国や沖縄県、宜野湾市


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米軍の汚染水放出計画の説明を受けるため普天間飛行場内に入る宜野湾市職員が乗る黒の車両=13日午前9時47分、宜野湾市大山

 米軍が普天間飛行場内から有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水を基地外の公共下水施設へ放出する計画で、国と県、宜野湾市は13日午前10時、米軍から処理について説明を受けるため、飛行場に立ち入った。市によると、米軍は地下貯水槽内にある汚染水の処理システムを説明し、処理のデモンストレーションを行うという。

 県からは基地対策課の古堅圭一課長や環境部、保健医療部の職員ら、市からは和田敬悟副市長と島袋清松上下水道局長、吉村純基地渉外課長が参加している。

 県関係者の車両が普天間飛行場の第1ゲートから入る際、市民らが「ピーファスを流さないで」などと書かれた紙を持ち、県職員らに「頑張れ」と声を掛けた。

 市は、汚染水がある理由や公共下水施設内にPFASが付着する懸念について米軍に尋ねるという。