瑞穂酒造が国際品評会で最高金賞 アイランドスピリッツなど8品が入賞


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「インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション」最高金賞などの受賞を報告する瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長(左から3人目)ら=8日、那覇市泉崎の琉球新報社

 英国ロンドンで開かれた酒類の国際品評会「インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション」で、瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)が出品した「MIZUHO ISLAND SPIRITS(ミズホアイランドスピリッツ)」が、最高金賞のゴールドアウトスタンディングを受賞した。同社は焼酎、ジン、ビターズの3部門でも金賞2品、銀賞2品、銅賞3品と、計8品が受賞した。

 2016年発売のアイランドスピリッツは、カクテルベース用にブレンドした泡盛でトニックウオーターやソーダなど割り材との相性を考えて調整した。焼酎部門で100点満点中98点という高得点を記録した。

 3回蒸留した泡盛「尚MIZUHO」と、ビターズ部門に出品した「クラフトビターズCITRUS」も金賞を受賞した。玉那覇社長は「世界的には主流ではない米を原料とした酒が、これだけ高い評価を得た。技術や品質の向上が評価され、泡盛の価値が世界に認められた」と喜んだ。

 8品に加え、瑞穂酒造とLIQUID(宜野湾市、村上純司代表)が共同開発した「T CACAO GIN」も銀賞を受賞した。村上代表は「泡盛のポテンシャルの高さが明確になった。コロナで大変な状況だが、家飲みで楽しんでほしい」と話した。