沖縄副知事「あってはならないことだ」　米軍ヘリのコンテナ、落下地点は提供区域外

　渡名喜村沖で米海兵隊のＣＨ５３Ｅ大型輸送ヘリが鉄製コンテナを落下させた事故で、謝花喜一郎副知事は１４日午前、報道陣の取材に「水上とはいえ極めて遺憾で、あってはならないことだ。強く米側にも申し入れなければならない」と述べた。

　謝花副知事は米軍ヘリがコンテナをつり下げて飛行中に落下させたことにも言及し「過去にも（事故の）経験があって、不安視している」と強調した。

　一方、在沖米海兵隊は１４日午前、本紙取材に落下地点が米軍提供施設区域外だったことを明らかにした。ヘリは渡名喜島に隣接する入砂島の出砂射爆撃場での作業を支援しており、訓練中ではなかったという。

　在沖米海兵隊は意図的なコンテナ投下ではないことを説明し「原因を究明している」と説明した。落下したコンテナには少量の燃料が含まれていたが、海域への流出は確認されていないという。