ゲッキツ持ち出さないで! 病害虫防止へ呼び掛け


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植物の移動規制を呼びかける農林水産省那覇植物防疫事務所の粕壁隆一郎植物検疫官(右から2番目)=8日、県庁

 農林水産省那覇植物防疫事務所は、白い花が特徴のゲッキツ(別名・シルクジャスミン)を県外に持ち出さないよう周知を呼び掛けている。

 ゲッキツにはミカンキジラミが寄生し、かんきつ類に深刻な影響を与えるカンキツグリーニング病を媒介する可能性がある。近年はフリーマーケットアプリで、移動が規制されている植物が出品され、検査を受けずにやりとりされるケースがあるという。ゲッキツはオレンジジャスミンなど別の名前で流通していることもあるという。

 同事務所の粕壁隆一郎植物検疫官は「出品する際には確認してほしい。不明な点があれば植物防疫所に確認してほしい」と話した。 病害虫まん延防止のため農水省は12~16日を移動規制植物の周知強化週間としている。