ロワジールホテル、社員をOCNに出向 インターネット事業部署へ


社会
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社員出向などの協業で合意したロワジール・ホテルズ沖縄の武田寛枝総支配人(左)と沖縄ケーブルネットワークの大熊茂隆社長=14日、那覇市泉崎の琉球新報社

 ロワジール・ホテルズ沖縄(那覇市、武田寛枝総支配人)はこのほど、社員5人を沖縄ケーブルネットワーク(OCN、那覇市、大熊茂隆社長)に出向させた。武田総支配人と大熊社長が14日、琉球新報社を訪れて報告した。

 出向する社員5人は5月1日付でOCNの高速インターネット事業の営業や工事関連部署などに配属された。期間は10月末まで。ロワジール側は観光客が減少し従業員の休業が生じている中で活躍の場を与えることでモチベーションを維持したいと考えた。OCNは、高速インターネット事業を担う人手が必要だったことから出向を受け入れた。

 大熊社長は「他社から出向を受け入れたのは初めてだった。今後、場合によっては受け入れ期間の延長も可能だ」と述べた。武田総支配人は「県観光がいつ回復するか全く見通せない中での受け入れなので、非常に助かっている」と感謝した。

 ロワジールホテル那覇はこのほど、OCNのチャンネル「テレビにらい」と「ショッピングチャンネル」を全640室に導入した。今後、OCNの高速インターネット環境の整備なども推進していく。