脱炭素向け連携協定 沖電と琉大 共同研究、シンポも


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脱炭素化に向けた連携協定を結ぶ琉球大学の西田睦学長(右)と沖縄電力の本永浩之社長=14日、西原町の琉球大学

 沖縄電力と琉球大は14日、脱炭素社会に向けた産学連携協定を結んだ。二酸化炭素(CO2)の排出量をゼロにするための共同研究やイベントなどを実施する。人材育成として、沖電での琉大生のインターンシップ受け入れや、琉大の授業に沖電から外部講師の派遣にも取り組む。8月6日には「脱炭素社会シンポジウム」を共催する。

 沖電は、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目標にしている。CO2再利用など最新技術の導入を研究機関である琉大と協力して進める。

 沖電の本永浩之社長は「新しい技術への挑戦に、研究機関との協力は欠くことができない。緊密に連携して目標達成に取り組む」と話した。琉大の西田睦学長は「脱炭素の課題解決に向けたテーマの発掘や人材育成に積極的に取り組みたい」と話した。