デルタ株疑い週36人 沖縄県内コロナ、新たに76人感染(7月17日朝)


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 県は16日、新型コロナウイルスに76人が感染したと発表した。7~13日の陽性者のうち、感染力が強い変異株「デルタ株」の検査を243件実施した結果、36人(陽性率14・81%)のデルタ株疑いが確認された。14日に県が発表した16人を含む。これまで、デルタ株疑いの陽性率は3%台で推移していたが、2桁に跳ね上がった。県の糸数公医療技監は「(英国由来の)アルファ株も陽性率が10%超えたあたりから急速に増えた。デルタ株は感染力が強いため来週再来週に増えていくことが考えられる」と、感染の急拡大を懸念した。

 県内のデルタ株陽性者は6月24日の初確認以降、計56人(確定31人、疑い25人)となった。保健所別内訳は北部地区が2人、中部地区28人、南部地区7人、宮古地区3人、八重山地区4人、那覇市12人。

 年代では10歳未満3人、10代1人、20代24人、30代13人、40代10人、50代4人、60代1人。県外との接触が明らかになった陽性者は5人。

 クラスター5件も報告された。

 米軍の感染者は計14人で、内訳は嘉手納基地6人、牧港補給地区(キャンプ・キンザー)1人、キャンプ瑞慶覧5人、トリイ通信施設1人、確認中1だった。