護佐丸と阿麻和利が泡盛に 瑞泉と神村が開発、県産業公社が支援し発売


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地域の英雄を描いた泡盛新商品を発表する(左から)神村酒造の中里迅志社長と瑞泉酒造の佐久本学社長、県産業振興公社の末吉康敏理事長、企画監修者のプロジェクト・コアの名嘉睦稔社長、泡盛女王の金城希さん=13日、県庁

 沖縄県産業振興公社は13日、地域の英雄を冠した琉球泡盛の新商品「護佐丸伝説」と「阿麻和利伝説」の発売を発表した。「護佐丸」は瑞泉酒造(那覇市)、「阿麻和利」は神村酒造(うるま市)が開発。それぞれのラベルはアーティスト・名嘉睦稔氏がデザインした。

 21日に県内量販店やコンビニなどで販売を始める。

 「護佐丸伝説」は5年古酒と新酒をブレンドした。アルコール度数は35度。瑞泉酒造の佐久本学社長は「5年古酒を使い、爽やかな味わいが特徴だ」とPRした。

琉球泡盛「護佐丸伝説」(右)と「阿麻和利伝説」=13日、県庁

 「阿麻和利伝説」は「守禮」3年古酒を使用し、アルコール度数は30度。神村酒造の中里迅志社長は「日ごろ飲みに合わせた商品で、香りとほどよい甘みが特徴だ」と説明した。

 いずれも720ミリリットル入りで「護佐丸」が2640円、「阿麻和利」が2420円。

 開発を支援した県産業振興公社の末吉康敏理事長は「県民にとどまらず、贈答用で県外や海外にも売り込んでいきたい」と語った。