フットサルのJFAバーモントカップ第31回全日本U―12選手権大会県大会決勝が17日、名護市のあけみおSKYドームで行われた。たきばる東ジュニアが3―1でFC琉球U―12を破り初優勝した。同大会には48チームが出場した。たきばる東ジュニアは全国大会(8月27~29日・東京)へ出場する。準優勝のFC琉球U―12は九州ジュニア大会の出場権を得た。
光る個人技、切り替え速さ
たきばる東ジュニアは高い個人技に加え、攻守の切り替えの速さが光った。緒方翔軌(とわ)は「自分は体力がないので(フィールドのサッカーより)フットサルでいい部分が出せた」と躍動した。体の使い方やボールの扱い、シュート力で抜きんでた力を発揮し、3得点全てに絡む活躍で初優勝へ導いた。
得点はいずれもキックインからで、1点目は直接蹴り込み、3点目はワンフェイントを入れてシュートを放った。2点目は緒方のシュートを相手GKがはじき、仲間栄翔(えいと)が押し込んだ。稲福光大羽(こおわ)は積極的にシュートを放ちゴールを狙った。「攻め上がりながらのワンツーパスが得意」という山内凰雅(こうが)は、軽やかなステップでドリブルやパスを繰り出し、リズムをつくった。
後半に1点を奪われたが、そのまま逃げ切った。
伊藝亮監督は「伸び伸びと今までで1番いいプレーをしてくれた。攻守の切り替えを素早く、攻めは3人でというのを意識させた」と狙い通りの作戦だった。
古川朔大(さくと)主将は「もっと技術を磨いて全国一を狙いたい」と闘志を燃やした。
(大城三太)