新型コロナ5人死亡 35人感染 学校PCR陽性率は0.74%(7月20日朝)


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 県は19日、新型コロナウイルスに感染したうるま市の60~90代の5人が、5月から6月にかけて死亡したと発表した。これとは別に県立中部病院で起きたクラスター(感染者集団)で新たに1人が死亡した。19日の新規感染者は10歳未満から80代までの35人。前週の月曜日から7人多く、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は31・74人で全国2番目に多い。

 県内の死者の累計は220人となった。19日に死亡が発表された5人のうち4人は施設内で感染し、療養していた。県病院事業局によると、県立中部病院から19日に死者の報告があったが、詳細は把握していないという。同院のクラスターの死者は計20人となった。

 新規感染者35人のうち、推定感染経路が判明しているのは16人。内訳は家庭内7人、職場内5人、施設内3人、友人・知人1人。

 5月31日~7月16日までの学校PCR検査で154校5015人に検査し、37人の感染が判明したという。陽性率は0・74%。県の糸数公医療技監は「(保健所の調査では)通常(感染を)拾えない子どもからも見つかっており、感染の広がりを速やかに把握できている」と評価した。

 県が日々発表する療養状況で、手続き上は入院しているものの医療機関からはすでに退院した人を今後は「入院勧告解除確認中」とするとした。これまで「入院中」に計上してきたが、国から分けて集計するよう指導があったという。

 米軍関係は18日と19日で計21人の感染が報告された。