大城貴幸 K邦楽コン特別賞 琉球古典「今後も表現追求」


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大城貴幸

 第4回K邦楽コンクールの結果が6月23日に発表され、古典部門の大学・一般の部で、琉球古典音楽安冨祖流絃声会師範の大城貴幸が特別賞を受賞した。

 大城は「日本(本土)の伝統芸能の先生方に、沖縄の芸能について言葉を頂く貴重な経験となり、励みになった。今後も挑戦を繰り返し、古典芸能の表現を追求していきたい」と話した。

 コンクールの審査員は、「地歌」の人間国宝の富山清琴ら4人が務めた。大城は「散山節」「下出し仲風節」を歌い、審査員から「古典音楽の中でも表現が豊か」と評されたという。

 事務局によると、同コンクール古典部門の審査員に琉球古典音楽の専門家がいなかったことから、本来の賞とは別に「特別賞」が設けられた。