玉城デニー知事は、4連休を前にした21日の会見で、沖縄と県外間を行き来する人に、渡航前の検査をするよう呼び掛けた。
22日からは、那覇空港で希望者を対象に抗原検査を始め、水際対策を強化する。30分以内に結果が判明し、県外に行く県民も利用できる。那覇空港では、PCR検査と合わせて1日最大千件の検査ができることになる。
発地側の対策として、政府は20日から8月31日まで、羽田、成田、伊丹、関西、福岡の主要空港から北海道と沖縄方面に向かう搭乗者のうち、希望者に対して無料でPCR検査と抗原検査を実施している。
搭乗客が予約し、陽性だった場合には搭乗しないと事前に同意した上で、空港内や都内の検査センターで検査を受ける。
内閣官房の担当者によると、検査を受けた人数などを公表する予定だが、時期や方法などは未定という。
玉城知事は「やむをえず来訪する人は、必ず検査を受けてほしい」と話した。