電動キックボードで農家巡り 農産物の購入も楽しむ 糸満市でイベント


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電動キックボードでさっそうと走る参加者ら=17日、糸満市大里集落内

 【糸満】沖縄県糸満市大里を舞台に17~20の4日間、「電動キックボードDE畑ショッピング」が行われた。市が取り組む「COOL CHOICEいとまんアクション2021」事業の一環。参加者は電動キックボードで集落内のポイントを巡り、農産物などが購入できるイベント通貨を獲得した。

 イベント通貨「500COOL CHOICE」は集落内の農家を巡り、話を聞いたり、クイズに答えたりすることでもらえる。途中の無人販売やゴール地点で、巡った農家の農作物などを購入することができる仕組み。

 参加した上江洲梨紗さん(26)=糸満=は「(電動キックボードに)実際に乗ってみたくて参加した。農家さんの話を聞くといろいろためになり、食材を大事に食べなきゃと感じた」と感想を話した。

 イベントは地球温暖化につながるフードロスの対策と、新型コロナウイルス感染症による密にならない生活様式を念頭に、電動キックボードのレンタル、販売を行う市内事業者のリベライドが地元農家と共に企画を考え実施した。

 チェックポイントとなった農家の小池功さん(59)は「実際に畑をお客さんに見てもらうことは張り合いになる」と語った。

 (川嵜紋通信員)