一緒に観光している気分♪ ミス沖縄のYouTube配信が人気 今年元日から毎日更新


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 沖縄の観光親善大使として活動する第39代ミス沖縄の山里ひかるさん、新里瑞紀さん、岩本華奈さんが、動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」での配信に力を入れている。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中、昨年6月に公式チャンネル「ミス沖縄のおきなわ観光TV」を開設し、自ら動画の企画や撮影、編集を手掛けてきた。今年の元日から毎日配信を始め、動画の本数は24日時点で245本に上る。チャンネル登録者数は2千人を超えた。

動画配信に取り組む(左から)第39代ミス沖縄スカイブルーの岩本華奈さん、コバルトブルーの山里ひかるさん、クリーングリーングレイシャスの新里瑞紀さん=13日、那覇市小禄の沖縄産業支援センター

 ミス沖縄は、沖縄観光を発信する役割として国内外で年間450本ほどの出張をこなす。だが、3人が就任したのはコロナ下の2020年4月で、現在までの出張本数は1人当たり4~5本と活動が制限されてきた。任期は通常1年のところ、21年度までの2年間に延長となった。

 ユーチューブには、県内観光地巡りのほかに、沖縄料理づくりや「沖縄あるある」など幅広い話題を投稿している。クリーングリーングレイシャスの新里さんは「コロナ禍で色んな方が苦労されているが、観光を盛り上げる手伝いができたらいい。動画で癒やされてほしい」と語る。

 当初は、沖縄観光コンベンションビューローの公式サイト内で投稿しており、あらかじめ決められた台本を読んでいた。独自の公式サイトを立ち上げてからは、台本にはない3人の掛け合いや、時折見せる沖縄らしいしゃべり方が親近感につながっている。

 自撮りのアングルも多く、一緒に観光地を回っている気分も味わえる。リアルタイムで視聴者とやりとりするライブ中継企画も定期的に実施している。

 コバルトブルーの山里さんは「親しみやすいミス沖縄を意識している。ネタはまだまだ尽きない」と笑顔を見せる。

 今後の目標は、年内にチャンネル登録者数を1万人まで増やすことだ。スカイブルーの岩本さんは「県外や県内の方々に沖縄の魅力を届け続けたい。私たちにしかできないことがある」と意気込んだ。

 (中村優希)