沖縄県空手道連盟は27日、東京五輪男子形に臨む喜友名諒(劉衛流龍鳳会)の激励会を那覇市泊の佐久本空手アカデミーで開いた。本番を直前に控え、喜友名は「いつも通り自分の形を披露し、満点で優勝してきます」と県勢初の金メダル獲得へ向け力強く宣言した。8月6日、東京・日本武道館で本番を迎える。
喜友名と二人三脚で、世界の頂を目指す師匠の佐久本嗣男氏は「喜友名は努力の天才。沖縄の空手を世界に発信できる場にしてほしい」と金メダルへの期待を込め、エールを送った。
「五輪はいかに平常心で挑むか、喜友名選手の不動不屈の強靱(きょうじん)な精神で挑んでもらいたい」と語るのは、県空手道連盟の平良慶孝会長。「感動を与えることができると確信している。金メダルが沖縄に来る日が楽しみだ」とメダルを提げた喜友名と再会できる日を心待ちに笑顔で東京へ送り出した。